コラム

【STEP4】事業戦略(ケーススタディ)

「戦略」とは、簡単に言うと、「現状」と「あるべき姿」のGAPを埋めるための方策です。「事業戦略」には、その目的、状況に応じて様々な手法が適用できます。例えば、①製品と市場のマトリクス分析を行う成長戦略、②ターゲットによって、「差別化」、「コストリーダーシップ」、「集中」を使い分ける競争戦略、③製品をそのライフサイクルに応じて、4つのカテゴリー(「問題児」、「花形」、「金のなる木」、「負け犬」)に分類して、事業展開を考えるプロダクト・ポートフォリオ・マネジメント(PPM)などがあります。
ここでは、一番オーソドックスで、マーケティング戦略を立てる際に利用される4P戦略について解説していきたいと思います。

4P戦略は、「製品(Product)」、「価格(Price)」、「チャネル(Place)」、「販促(Promotion)」の4つの「P」の要素からマーケティング戦略を考えていくフレームワークです。

例えば、電気自動車の「テスラ」を例にすると、下図で示したように、「製品」についてはCO2排出ゼロ、最速の加速、自動運転、安全性、洗練されたデザインなど、「価格」についてはバリュープライシング(提供価値による価格設定)、「チャネル」については、ネット販売、「販促」については、D2C企業のため宣伝広告費ゼロなどの戦略をあげることができます。自動車会社というより、ソフトウェア会社のマーケティング戦略に似ていると言えます。

ご参考までに、筆者の著書「超図解!新規事業立ち上げ入門」(幻冬舎刊)で紹介した「事業戦略」パートの抜粋連載記事を以下に転載させて頂きます。

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